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在留資格の取消

 少し前になりますが、報道によると2018年度に日本の在留資格(ビザ)を取り消された外国人が前年の2倍超となる832人となっており、過去最多を更新したとのこと。

具体例としては、学校を除籍された留学生がアルバイトをしながら在留を続けていた事例、失踪した技能実習生が別の会社で活動していた事例、などがあるようです。

 在留資格別の内訳では、「留学」が412人と最も多く、「技能実習」は153人、「日本人の配偶者等」が80人とのこと。

 違法に在留して資格を取り消される例が多くなれば、在留状況の良好な外国人の「更新」「変更」等の申請が必要以上に厳格化するなどの事態が懸念されます。外国人の方々が在留制度や在留資格について正しく理解して、違法な在留となることがないように、学校や企業なども気を付けていく必要があるようです。