株式会社を作りたいと思った時にまず頭に浮かぶのが、「資金はいくら必要か？」ということでしょう。以前の会社法では、株式会社を作るには１０００万円の資本金が必要でしたが、現在は１円でも可能です。また、出資者も一人、取締役も一人で設立することができます。
（例）Ａさんが１０万円を出資して株主（１株１万円×１０株）となり、自ら取締役に就任する。
資本金以外に必要となるのは、定款（会社のルール）認証費用や設立登記費用など、すべて自分でやるとすれば２５万円程度が必要です。行政書士や司法書士を利用すると、電子定款で印紙税が節約できたり、公証役場や法務局へ行く手間が省けます。報酬を含めて全部で３０万円くらいが必要となります。
株式会社の設立方法は２つ
１．発起設立・・・家族や友人など限られた人が資本金を出し合って株式を引き受ける方法。
２．募集設立・・・より多くの人に至近を出してもらい、株式を引き受けてもらう方法。
※現在は「発起設立」が主流です。（募集設立は手続きが煩雑です。）
株式会社設立の主な流れ
１．定款（会社のルール）作成
「商号」「事業目的」「資本金」「本店所在地」…などを決める
２．発起人会の開催・議事録の作成（発起人が複数の場合）
３．定款認証
公証役場に行き、認証を受けます。（認証手数料５万円。収入印紙４万円。）
４．株式の払い込み
払い込みがあったことを証する書面を作成します。
５．登記申請
登録免許税として１５万円、謄本手数料などがかかります。
６．登記完了後…税金、社会保険の手続
必要に応じて、税理士や社会保険労務士などに相談します。
※弊所では、税理士や社会保険労務士と連携して、会社設立後のサポートをしております。